Special インタビュー


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abby life 末吉里花さんインタビュー
        

自然と人間の共存
そして、現在進行形の環境破壊の現実

- 末吉さんご自身が、エコ、オーガニック、フェアトレードに関心を最初に持ったきっかけ、出来事などを教えていただけますでしょうか。

そもそも私は、大学時代はブランド大好き!まず自分のことが一番大事!という生活をしてきたのですが、社会に出てからテレビのお仕事をするようになって「世界ふしぎ発見!」という番組のミステリーハンターのお仕事を頂戴して、世界のいろいろな国に行かせていただきました。秘境班と文化班があったのですが、私はなぜか暗黙の了解で、秘境班に任命されまして(笑)

観光客もほとんどいない世界各地を取材訪問していたのですが、あるシベリアの小さな小さな村で暮らしてる人たちを訪問した時のことです。シベリアの大地は永久凍土で氷と土でできている大地なのですが、地球温暖化の影響で氷が溶けていってしまい、先祖代々、何代ものあいだ暮らしてきた村に、もう住めなくなってしまった人たちがいることを知りました。

そして、その後の私の人生のターニングポイントとなったのは、アフリカのタンザニアにあるキリマンジャロに2004年に登頂した時の体験です。なぜ、わざわざ6000Mの山に登ったかというと、キリマンジャロの頂上は氷河で覆われてきたのですが、「2010年には氷河が温暖化で溶けてしまう可能性がある」という科学者の発表があったのです。いったいどれくらい溶けているかを自分の目で確かめることがこの旅の目的でした。

登る途中、標高1900Mの村に小学校があったのですが、そこの小学生たちが一生懸命植林活動をしていたのです。なぜかというと、子どもたちは知ってたのですよね、氷河が温暖化の影響で溶けてきているということを。彼らにとって氷河が溶けるということは死活問題で、その氷河の雪解け水が生活用水になっている人たちだからです。そこでは、小さなこどもたちも一生懸命「氷河がまた大きくなりますように」と祈りながら植えていました。

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その後、なんとか山頂まで登れたのですが、目の前の頂上の様子が本当にショッキングで、、、もともとあった氷河が9割くらい溶けてしまっている状態を目の当たりにました。2004年当時、環境問題もいろいろと取り沙汰されてましたが、自分の目で環境への影響を見たのが初めてでしたので、私にとって衝撃の体験となりました。

        

普段、都市に住んでると「今年の夏あついよね」と話す程度だったり、テレビ番組やニュースで氷河が溶けるシーンをみても本当の意味での危機感は持てなかったのですが、自分の「体験」として山頂の氷河の状況を見たことは本当に大きかったです。日本の人たちにこういった世界の状況を伝える活動がしていきたいと思い、(勝手に)使命感をもって山を降りてきました。

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環境活動をスタート、不完全燃焼
その後のフェアトレードとの出会い

日本に戻ってから、いろいろな環境活動に参加しました。ビーチでゴミ拾いから始まって、多種多様な活動に取り組んだのですが、環境問題への取り組みはすごく幅が広いこともあって、実際にやり始めてもしっくりこないと言いますか、、、「いま私がやってることって意味があるんだろうか?」と悶々とした時期が正直ありました。

ちょうどその時期、「VOGUE NIPPON」というファッション誌で可愛いPeople Treeのワンピースと出会ったんですね。どんなブランドなんだろうと調べてみるとフェアトレードの先駆者的立場のブランドと知りました。「フェアトレード」って、私がやりたかった環境問題にも取り組めるし、人・社会にも貢献できて、何より「ファッションで世界を変える」というスローガンがこころに響きました。私はファッション大好きだったので、自分の好きなことを通じて活動できたら、ずっと一生続けていけるのでは、ライフワークにできるのではと考えたのです。そして、「People Tree 代表のサフィア・ミニーさんに会いたい!」と願い、幸運にもお会いすることが実現したのです。

それからは、ずっとフェアトレードの活動が中心となりました。2010年には、フェアトレードコンシェルジュの資格講座も立ち上げました。この資格講座を始めたきっかけは、私個人の活動のひろがりには限界がありますが、同じ目的意識をもった人がたくさんいたら、それだけひろがりが大きくなってくるのではという思いで、今でも毎年2回講座を開催しています。

振り返ると、People Tree、フェアトレードとの出会いが、2005年の終わりから2006年にかけてでしたので、今年でちょうど10年です。このフェアトレードの活動を通じて、いろいろな人と出会え、つながりがひろがっていき、今のエシカルの活動につながっています。

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